備忘録

日々の出来事と自分の頭の整理整頓と執筆記録

モンスターエナジーの味を知らない

モンスターエナジー

いわゆる、エナドリというやつだ。

 

よくゲーマーの人とか、締め切り前で刺激が欲しい人とかが飲んでいるイメージだが、私の記憶はちょっと特殊である。

 

突然だが、私は何年間か自衛隊で勤務していたことがあった。

そこでは本当にいろいろとあったのだが、冒頭のエナドリについての記憶もある。

 

忘れもしない。

あれは私が新人のころ、夜間行軍をするときの補給食としてくばられたのだ。

補給食とは、夜を徹して歩くときこれ食べて元気出せよ的な奴である。

 

ビニール袋の中に、スニッカーズや駄菓子と共に乱雑に入れられたそれは、デカい缶だった。私は炭酸が苦手なのと、休憩時間にそれを飲み干すのは自分には不可能と判断し、友人に譲渡した。

 

夜間行軍は死ぬほどしんどく、目的地が見えた時はほっとしたものである。

※ちなみに歩いて終わりではなく、ここからさらに演習があったので地獄は継続した。

 

もう自衛隊は止めて、夜を徹して歩かずともモンスターエナジーを自由に飲める立場になったが、あの苦い記憶が思い起こされて、到底飲む気にはならない。

 

それに、夜間行軍に匹敵するような作業をやるのか…?という疑問が湧いてきて、やはり購入する気になれないのである。